工事不要タイプのLED照明を安易に選んではいけない理由


LED照明は、省エネで寿命がながいことから、現在ではさまざまな施設をはじめ、一般住宅でも広く普及するようになってきました。
従来の照明をLEDに切り替えるにあたり、近年増えているのが「工事不要タイプ」に照明のみを切り替えるパターン。

LED照明は、従来の蛍光灯とは発光原理がちがうため、既存の配線から「安定器」と呼ばれる点灯のための電流と、その後の安定した電流を供給する機器を切り離す「バイパス工事」が必要です。
このような工事を必要としないため「工事不要」のLED照明は、誰でも簡単に取り付けることが可能ですが、もちろんデメリットも存在します。

今回は工事不要タイプのLED照明のデメリットを簡単にご紹介いたします。

☑商品選定が難しい
工事不要のLEDは既存の安定器を使いますが、
この安定器は既存の蛍光灯によって使用されている種類が異なります。
安定器の種類によってLEDも選ぶ必要があるため、素人には判断が非常に難しいでしょう。
ネット販売で安いという理由だけで、購入してしまうと、点灯しないということばかりか、最悪の場合ショートし発火してしまう恐れもあります。

☑LEDのメリットを活かしきれてない
LED照明のメリットは省エネで長寿命なことです。
しかし、既存の安定器を使う工事不要タイプは、LEDよりも先に「安定器が寿命を迎える」ことがほとんどです。
また工事が不要なため、経済的に思えるかもしれませんが、既存の安定器を使う工事不要タイプは、余分な消費電力がかかってしまいます。

このように工事不要タイプの場合、LED照明のメリットをフルに活かせない可能性があります。

LED照明の工事不要タイプは、商品選定の難しさや、LEDの特徴を最大限活かせないといったデメリットがあります。
とくに商品選定を誤ってしまうと、最悪の場合安定器の発火・事故にも繋がる恐れが……

賃貸などの場合、どうしても工事不要タイプが必要な場合もあるかと思いますが、
メリット・デメリットを含めて照明の選定をするようにしてください。

愛知県名古屋市のケーワイエムズは、LED工事をはじめとした照明の取り替えや、一般電気工事を行っている施工店です。
LED照明のことでお悩みのことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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